2011年3月31日木曜日

ヘチマの花

keyのあちこちに、柴ちゃんが花を飾っていました。黄色いラナンキュラスと、紫はたぶんスカビオサ。花はいいですね〜






水仙の香りも好き


keyの小物やインテリアなんかは、柴ちゃん担当だと勝手に決めてます。
センスが良いから。

keyの錆びた鉄柵に、柴ちゃんがヘチマのツルをはわせたい、と言ってたので、楽しみにしている。黄色い花が咲くといいな。「ヘチマの花」って好きな曲がある。優しい人が歌っている。



「写真展」

アートキャラバンの企画に乗っかって開催された「写真展」という名の写真展。


今回は6人がそれぞれの部屋を使って展示をしたんですが、みんな、空間の使い方がおもしろかったと思います。不思議なことに、誰がどの部屋を使うかも、全くかぶらず。


期間中、keyにたくさんの方が来てくださいました。お花や差し入れを、ありがとうございました。

ほんとうはもっとお花頂いたのに、後半ばたばたしていて写真撮っていませんでした。ごめんなさい!


キタムラのてんてんからもらったお花






おまけショット。レインボー岡山さんが人力車ひいてkeyに立ち寄ってくれました。(笑)
みなさん、ほんとにほんとに、ありがとうございます!!

「写真展」櫻木雅美

櫻木雅美「p r i s m 」は1階の和室で。


展示してる写真は、友達のお父さんからもらった「ペンタ67」で撮りました。友達のお父さんも来てくれました。ありがとうございました。


ここからはおまけコーナーです。

「途方に暮れて迷う

神社の木に結ばれた、おみくじ越しの木漏れ日が
きれいだったので、写真を撮った。
後日、現像があがって、こんな言葉が書いていた。





この展示はもうひとつ同じ期間に開催されていたグループ展、そしてこの後すぐはじまる個展「prisoner」と対になっていました。

本当は、撮ってる間、展示の準備をしてる間、ずっとひとつの気持ちだったんですが、とても大きなことが起こってしまって、一度空っぽになってしまいました。

(さくらぎ)

「写真展」柴田ゆう子

柴田ゆう子の「風のうた」はキッチンで。



ときどき風はまっすぐ私に吹いてくる
様々な想いと記憶をつれて
誰かにとって不都合な風も
誰かにとっては優しい子守唄かもしれない

椅子に座ってストーブで手を温めながら、ゆっくりながめます。




石炭は、商店街の雛祭り会場のおいちゃんからもらったもの。
  



個人的に気になる写真は、木とショベルカーの写真です。柴田さんの写真の前に立つと、なんか何にも言えなくなるので、ここで特には言いません。



食器棚の中にも。

「写真展」長野聡史さん

長野聡史さんの「yama」は、keyの中で一番ニュートラルな白い部屋で。

 長野さんの展示スタイルといえば、白い壁に虫ピンでとめられた写真。
「装い」をしない裸の写真が意図としているものは何でしょう。
「見せる」という形の究極かもしれません。



塵も積もれば山となる■ 富士山■そこに山があるから■
 新燃岳■ 炭坑跡■一山一家■ 三宅島雄山■六坑ボタ山
 鉛筆の削りかす■ 神幸祭の山笠■ 枯れ木も山の賑わい
平尾台模型■ 国破れて山河在り■もみ殻■ 香春岳■ ボタ山型モニュメント




ひとつひとつの作品に、タイトルをつけることで、それぞれが独立した強い存在になる気がします。





長野さんの感覚は、私の中にいっさい無いので、私は「ただ作品の前に立つ」ことをします。まるで写経でもしてるような、究極にニュートラルな存在です。それはとても大事なことのような気がします。

(さくらぎ)

















「写真展」花田朋子さん

花田朋子さんの展示「MAQUEREAU JOURNAL」はバスルームで。


大人が捨てたであろう子猫達の貰い手を遅くまで子供たちが探していた。そうして、最後まで行き先が決まらなかった子猫が我が家にやってきた。あの子供達の頑張りが無ければ、消えていた命と時間について少しだけ考えてもらえたら嬉しい。




光がよく回り込む白いバスルームでは、白猫マクロウが映えます。段ボールの中に捨てられていたので、段ボールの額装だそうです。



小さかったマクロウ、花ちゃん家ですくすく育ちました。娘のりんちゃんとも仲良し(?)もっとたくさんマクロウ見たい方はこちら→ http://mokosan.petit.cc/
小さい頃のマクロウも見れます。右と左で目の色が違うんだよ。ブルーとグリーン

花ちゃんは自分で立ち上げた「BABY PHOTO ATELIER」でマタニティフォトも撮ってます。くわしくはHPを見てください。http://homepage3.nifty.com/mokosan/index.html


keyのこと

keyは、柴田ゆう子と櫻木雅美の2人が、それぞれの写真活動をするために借りた秘密基地です。2階建ての古い一軒家です。
ここがkeyです。飯塚ロイヤルホテル(右上に見える白い大きい建物)の裏です。

隣には「スナック春香」があります。夜になるとカラオケが聞こえてきて、楽しそうです。ママさんもとても素敵な方で、いつか飲みに行きたいです。ボトルキープとかしてみたい。



keyの玄関にある電気スタンドは、山本隆明さんの作品で、YANYAの宮田さんが key ができたお祝いにプレゼントしてくれました。
山本さんにお願いして、keyの文字を鉄で作ってもらい、スタンドに下げて看板にしています。


おまけでもらった鉄でできたオブジェもステキです。山本さんありがとうございました。


keyは、まだ準備室なので、機材とかもそろってないです。これからなのです。2人とも基本のん気なので、資金をためてから、とか言ってたらいつになるかわからんので、とりあえず家を借りてみた。というかんじです。楽しいこと考え中です。

ここで、写真展やったり、撮影したり、お誕生会したりしています。
マタニティ撮影、お子さん撮影、ペットくん撮影、ロケ撮影など、ご相談承ります。
部屋がたくさんあるので、ヌード撮影とかもいけるんじゃないかと思われます。

資金を貯めたら、機材を揃えて、ここでレンタル暗室をしたい、と企んでいます。がんばるぞ〜

(さくらぎ)

「写真展」原田千寿さん

keyで2.8〜3.13に開催された写真展レポートの続きです。
原田千寿さんの展示は2階の座敷で。




千寿さんご本人の紹介文より


飯塚といえば「柳原白蓮」が思い浮かび、自身の作品形態「他者に自分を重ね、自分を知る」という「シリーズ• リーズ」で、今回は白蓮と私とを重ねました。愛に生きた白蓮雛祭りも重なり嬉しいです。








古い文机の上の写真、白蓮の写真だと思われた方も多く(笑)ご本人です。前回に続き、また自分登場!




太くて力強い筆圧、千寿さんが、この展示をするにあたって、どんなふうに白蓮の中で自分を重ねていたか、その静けさや、深さが見えてくるようです。

引き出しの中で、くしゃくしゃにまるまった紙は、書き損じの恋文だそうです。


小道具もセンス良いです。
ばあちゃん家から借りてきたらしい高そうな骨董品。

お花も千寿さんが生けました。チューリップと床の間のすごいやつ(見えるかな?)特に習ってはないんだって。すごいな。






空間がきれいでした。一日のそれぞれの時間帯で、光が変わり、色が変わり、そこにいると何かの物語りの中に自分がいるようです。すっかり原田千寿ワールドに惹き込まれてしまいました。